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Raspberry Pi 3 Model BにGoogleドライブをマウントする [Raspberry Pi]

PyDriveを使えばラズパイでもpython上でgoogle Driveの操作をすることは可能だが、
例えばアカウントの権限上 Google Developers Consoleで認証コードを取得できない場合や
UNIXコマンドとかエクスプローラーで操作したい場合はマウントをしたほうが楽になる。
それを実現するためにgoogle-drive-ocamlfuseというものがあるが、
ラズベリーパイでの利用方法を日本語で説明しているページが少ないのでメモ。
※大量にファイルを置いているようなヘビーユーザーには向いていません。
【2018/10時点】
sudo apt-get install google-drive-ocamlfuseで取得できない。

本当はちょっと調べれば組み合わせるだけで実現できる。
前提条件
・Raspberry Pi 3 Model B以上(これでしか確認していないため)
・Raspbianインストール済み(各種設定は済ませておく)
・2BG以上の十分な空き容量

参考にしたサイト
Installation · astrada/google-drive-ocamlfuse Wiki · GitHub (基本的にはこれがすべて)
opam - Install
CentOS7 + xfceでGoogleDrive(google-drive-ocamlfuse)をマウントする – 蒼月
Ubuntu に Google ドライブをマウントする : まだプログラマーですが何か?

概要
OPAMという(ざっくりいうと色々なものインストールするための)ソフトをインストールし、
OPAMを用いてgoogle-drive-ocamlfuseをインストール

○手順
1. ターミナルで以下のコマンドを順番通りに実行する ※各コマンド完了に割と時間かかるので辛抱強く待つこと
sudo apt-get upgrade
sudo apt-get install opam
opam init
opam update
opam install depext
opam depext google-drive-ocamlfuse
opam install google-drive-ocamlfuse

opamコマンドはsudo非推奨

2. マウント先のディレクトリを作成する
mkdir ~/drive など

3. google-drive-ocamlfuseの認証をする
参照したページでは.bashrcをいじって環境変数を設定していたが、
うまく行かなかったので以下のように直接叩く
~/.opam/system/bin/google-drive-ocamlfuse
Chromiumが入っていれば自動でブラウザが立ち上がり、googleアカウントへのログインを求められる
使いたいアカウントでログインし、アプリの許可を選択する
問題がなければsuccessfullyが表示され、ターミナルで設定が完了した旨が表示されるはず

4. マウントをする
~/.opam/system/bin/google-drive-ocamlfuse ~/drive (2で作成したディレクトリを指定)
df -h を実行して一覧にgoogle-drive-ocamlfuseが表示されていれば成功
01.png
また、エクスプローラー上で2のディレクトリを開けばドライブ上のファイルが見れる
ファイル操作コマンドをターミナルから叩いたり、D&Dで操作したりもできる
ファイル転送時は回線速度に依存する
アンマウントする場合は
fusermount -u ~/drive (2で作成したディレクトリを指定)

※ディレクトリのマウントは、ラズパイを再起動すると解除されるので、
再起動しても継続してマウントしたい場合は自動起動コマンドを設定すること(方法は割愛)。
また、使用するとキャッシュが容量を圧迫する事があるので、
/home/ユーザー名/.gdfuse/default/cache 以下にある拡張子のないファイルを削除する。
自動で削除するような仕組みを作っておいたほうが良いと思う。

2018/12/06 19:57追記
コマンドラインで使うだけならrclone使ったほうが良さそうに思える。
Googleドライブ以外の多様なクラウドサービスに対応しているらしい。
【rsyncのクラウド対応版 rclone】Raspberry Pi3のデータをGoogleDriveにバックアップ | 怪しい物を開発するブログ

2019/01/05 00:25追記
大量にファイルやディレクトリを置いているアカウントの場合、マウント同期時に
ファイル読み込みが異常に時間がかかり、まったくディスクにアクセスできなくなるようである。
ファイルブラウザがまともに開かなくなったりPiCameraへのリソースアクセスも
非常に不安定となり、頻繁にビジー状態となってしまうようである。
rcloneは非同期でコマンドによる単一ファイルのアップロード/ダウンロードなので
使用率やファイル数の影響がほとんどない。大量数のファイルなどを置いている場合は
rcloneを推奨する。(今後google-drive-ocamlfuseのバージョンアップで安定するかもしれないが不明)


以上。

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