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ウイルスバスターの起動を遅延させる [パソコン]

PC起動時に任意のプログラムを先に起動し、終了するまで
ウイルスバスタークラウドを起動させず、プログラムが終了してから
ウィルスバスターを遅らせて起動させる

簡単に言うと、ウイルスバスターを手動起動にして、ログオン時に
任意のプログラムとウイルスバスターを起動するタスクを作成するだけ。

①ウィルスバスタークラウドが既に起動している場合は終了する
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②コントロールパネル>システムとセキュリティ>管理ツール>サービス を起動し、
一覧からTrend Micro Solution Platform を選択して右クリック>プロパティ
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③サービス名(今回の場合はAmsp)をメモしておき、スタートアップの種類を手動にする
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④以下のようなvbsファイルを任意の場所に作成する
Dim wShell
Set wShell = CreateObject("Wscript.Shell")
wShell.run "mspaint C:\Users\Public\Pictures\picture.png", 1, True '実行したいプログラム(引数もあれば)を記述する
wShell.run "net start Amsp", 0 'start の次に③でメモしたサービス名を記述する

⑤コントロールパネル>システムとセキュリティ>管理ツール>タスクのスケジュール を起動し、
タスク スケジューラ ライブラリ を選択し、新しいタスクの作成を選択
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⑥適当にわかり易い名前を入力する
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⑦トリガータブから新規作成
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⑧タスクの開始をログオン時に変更
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⑨操作タブから新規作成
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⑩参照から④で作成したvbsファイルを指定する
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⑪タスクが作成されたことを確認する
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この状態で再起動すると、ログイン直後にまず④で指定した任意のプログラムが起動する
この際プログラムが起動している限りウイルスバスターは起動しない
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任意のプログラムを終了すると、ウイルスバスターが起動してタスクトレイにアイコン表示される
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ここからは④のvbsファイルについて簡単に解説する

Set wShell = CreateObject("Wscript.Shell")
シェル操作するためのオブジェクト作成 詳細はWshShellオブジェクトなどに探せばいくらでもあるので割愛

wShell.run "mspaint C:\Users\Public\Pictures\picture.png", 1, True
runの第一引数は実行するプログラム
パスに空白が入る場合は ""C:\test test\file name.exe""
のようにダブルクオーテーション2個ずつで囲う
一個だけだとエスケープシーケンスにならない

runの第二引数はウィンドウをどう表示するか
数値別の動作仕様はMS公式のRunメソッド参照
1は通常表示

runの第三引数は終了を待機するかどうか
Trueでプログラムが終了するまで次の処理を行わず待機する
Falseでプログラムの終了有無にかかわらず次の処理が進む
もし任意のプログラムを起動するだけで、終了したかをきにせず
ウイルスバスターを起動したい場合はFalseを指定する

wShell.run "net start Amsp", 0
net startはサービス名を指定して起動するコマンド
Amspはウイルスバスターのサービス名だが、間違えると失敗する

runの第二引数の0はウィンドウを非表示にする
任意プログラムと同じ1を指定すると、コマンドプロンプトの黒い画面が表示される

runの第三引数は何も指定していないが、net startコマンドは
サービスが起動したと判断した時点で終了するので、終了待ちしようがしまいが
この後に何も実行する処理がなければ特に支障はないので指定なしでも問題ない

以上

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