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EWQL Symphonic Choirs & WordBuilderの初歩的な使い方 [音楽]

あまりSymphonic ChoirsとWordBuilderの使い方を日本語で解説しているところがなかったので
自分なりに適当にまとめ

Symphonic ChoirsはVSTで使えるので、これ単体ではおそらく簡単に使えるが、
WordBuilderはスタンドアロン版なのでVSTとして読み込んでくれないのが少し厄介である
そのためまず取っ掛かりに苦労するのが多いかも知れない 実際自分自身は苦労した


やり方としてはMIDIポート1(IN)→WordBuilder→MIDIポート2(OUT)→
Symphonic Choirs(VST)
とするのがイメージ

今回使ったDAWはSinger Song Writer
おそらくこれが一番安定して動作すると思う


まず下準備としてインストールしておかなければならないのが、MIDI Yokeである
MIDI Yokeのような仮想MIDIの説明は解説サイトを参考に
ただしこれは32bitのアプリケーションでしか動かないから注意が必要である
64bitのOSでも一応動作はするが、アプリケーションが64bit版のものであると認識してくれない
今のところMIDI Yokeでこれを解決する方法はない
(64bit版は後述)

ダウンロード:Download MIDI Yoke
現段階の最新版はMIDI Yoke NT 1.75 (163K 09-23-07)である
リンク先に飛び、Download Nowをクリックしてインストーラーをダウンロード
おそらく一度再起動させられるはずなので再起動する


Singer Song Writer (SSW)を起動
メニューバーの設定から「MIDIポートの設定」を選択


ここでIN用のポートもOUTで設定する必要がある
どうしてかというと、なぜかSSWはINのポートをMIDIトラックから設定することはできずに、
OUTのポートの名前で設定することしかできないからである
ただ、同じポートにINのものを設定しておけば、その同じポートのOUTのポートで設定できる

そのためOUTのポートを2つMIDI Yokeを設定する
今回はOUT用にはMIDI Yoke 1、IN用にMIDI Yoke 2を設定する

01.jpg

MIDI INのタブに移動して、同じポートに同じ番号のMIDI Yokeを設定する
ここでINにMIDI Yoke 1も設定しないときちんと演奏されないのでここでも2つ設定する

02.jpg

演奏したいMIDIファイルを開きor作成し、中継用のMIDIトラックをひとつ挿入する

03.jpg

演奏したいMIDIトラックのOUTにMIDI Yoke 1を設定、
中継用のMIDIトラックのINにMIDI Yoke 2を設定
さらに中継用のMIDIトラックはモニタしておく(●を押しておく)
また、チャンネルは両方1に設定しておいたほうがよいかもしれない

04.jpg

VSTプラグインにSymphonic Choirsを読み込ませる
そして中継用のMIDIトラックのOUTにSymphonic Choirsを設定する

05.jpg

EDITでメイン画面を開き、「NEW MULTI」のところを押して、出したい声色のものを選ぶ
今回はBassesのうちのC BASS WB VBMを選択

06.jpg

WordBuilderを起動してプロパティ画面
Voice Typeを先ほど選んだ声色と同じものにする 今回はBassesを選択したのでBassesを選ぶ
MIDI INには、SSWでOUT指定した「MIDI Yoke 1」,
MIDI OUTには、SSWでIN指定した「MIDI Yoke 2」を設定する

07.jpg

今回は音だし確認のために、テキストに関する説明は省略する
テスト音として「sa」と入力した

08.jpg

あとはSSWで再生するだけ
問題がなければ音が出て、音量ゲージがちゃんと反応してくれる

09.jpg



とりあえずSSWの説明はここまで

一応Sonarのほうでも説明しておくが、ほとんどやることは同じである
ただ、自分の環境でSonarでやるとMIDIを編集しただけでループを始めて音が出なくなったり
いろいろと不具合が起こるのであまりお勧めしない
別の音源で楽譜を作ってからSCとWordBuilderを使用したほうがいいかもしれない

自分の場合64bit版なのでMIDI Yokeが使えない(認識されない)
そのため64bit対応のloopMIDIを使用する
ただしこれが安定しないのであまりいい方法ではないかもしれない

ダウンロード:loopMIDI

リンク先に飛び、右のdownload loopMIDIをクリックして保存
zipを解凍してインストーラを取り出しインストール
loopMIDIについても使い方は解説サイトを参考に
ポートは10個ほど追加しておいたほうがいいかもしれない

Sonarを開き、メニューバーのオプションから「MIDIデバイス」を選択
今回は入力をloopMIDIのポート1~8、出力をloopMIDIの9~16といった感じでかぶらないように設定した
ここでかぶるといろいろと不具合が起こるかもしれないから気をつけたほうがいいかも

10.jpg

同じように演奏用のMIDIファイルを開きor作成し、中継用のMIDIトラックを挿入する

11.jpg

演奏用のMIDIトラックをダブルクリックするか、右クリックしプロパティを開く

12.jpg

アウトプットをloopMIDIのものにする 今回は9を指定
チャンネルは1にしたほうがいいかも

13.jpg

挿入から「プラグインシンセ」を開き、Symphonic Choirsを選択して挿入

14.jpg

シンプルインストゥルメントトラックとシンセのプロパティページにチェックをつけてOK

15.jpg

中継用のMIDIトラックのプロパティを開き、インプットをloopMIDIのものに設定する
今回は1の「MIDI Omni」(すべてのチャンネルを受信)に設定

16.jpg

アウトプットはSymphonic Choirsにする チャンネルは1のほうがいいかもしれない

17.jpg

念のためSymphonic Choirsのトラックのプロパティを開き、
ちゃんと聞けるデバイスになってるか確認する
Sonarはひとつのオーディをデバイスを完全に占領して
ほかの音を受け付けなくなる仕様になっているので
もしSonar以外のアプリケーションの音が鳴るようであれば、
そのデバイスは使えないのでほかのものを選択する
通常はSonar以外で音を出さないようにして、プライマリなサウンドドライバを指定するだけでよい

18.jpg

Symphonic ChoirsのEDIT画面でSSWと同じように声色を選択
今回はTenorsの「C TENR WB VBM」を選択

19.jpg

WordBuilderを起動してこれも同じように設定する
Voice Typeは今回Tenorsのを選択したのでTenorsを選ぶ
INのポートには、SonarでOUT指定したポートを設定 今回の場合9
OUTのポートには、SonarでIN指定したポートを設定 今回の場合1

20.jpg

あとは再生してゲージが動くか確認

21.jpg


Sonarで使うと非常に不安定なので、次のような「MIDI Feedback detected Disabling Port」というエラーが出る場合があったり
まったく音が出ない状況になることがある

22.jpg

この場合はポートを変えてみるのが一番手っ取り早い
たとえばSonarのOUTポートを別のものにして、
WordBuilderのINポートをそれと同じものにすればよい

また、Symphonic Choirs.exeを単体で開いて、FileのSetupを開いて、
MIDIタブに移動し、InputとOutputの全てがoffになっているかを
一応確認したほうがいいかもしれない



細かいWordBuilderやSymphonic Choirsの使い方はここでは説明しないが、
英語で解説してたりYouTubeで動画で説明してたりしているので
がんばってそちらを参考にしてもらいたい
また、自分のこのやり方も完全に正しいとは言い切れないので、
もっといいやり方があるかもしれない

以上
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