充電できなくなったウォークマンを魔改造して復活させる [DIY]
随分前にずっと使っていたウォークマン NW-F807
バッテリーの寿命なのか充電してもすぐ落ちるようになってしまい
それからは暫くタブレットで代用していたが、やっぱりなんか音があんまり好きじゃないので
色々やって復活させてみた
【※超重要】
今回の方法では、ウォークマンを分解したうえで、
バッテリーを入れ替える作業をするため、
一歩間違えればショートや爆発の恐れがあり
大変危険です。
また、分解行為によりメーカーの保証は一切されなくなりますので、
真似する場合はすべて自己責任でお願いします。
まず、分解の方法は
ウォークマン(walkman) NW-F805 NW-F806 NW-F807のバッテリーの分解とバッテリー (電池) 交換
この動画を参考にした。
簡単に言うと、裏側の下2つの黒いネジを外し、
上の電源のところの蓋をすべらせるように外した上で(粘着されている)、
中の3箇所のネジを外すだけで裏蓋が取れる。
分解するとこのようになっている。
ご丁寧に、バッテリーの電線は基盤に直接はんだ付けされている。
はんだこてを使えば簡単に取れるのでとりあえず取る。
リチウムイオンポリマー電池の型番というか大きさは、503759、
つまり厚さ5mm×幅37mm×奥行き59mmということである らしい。
バッテリー容量は900mAhくらい?
なので、3.7Vのバッテリーでこのサイズに収まればおそらく代用が可能である。
ちなみに、黒がマイナス、赤がプラス、白は温度センサ的ななんからしい。
ここで、代用のリチウムイオンポリマー電池を手に入れるために、
まず同じ大きさの電池をeBayなどの海外の通販サイトを利用した。
「Polymer Li Battery」とか「503759」、って検索すればたいてい引っかかる。
だが、代用バッテリーを手に入れてようやく判明したことがあった。
使っていたウォークマンは、バッテリーが寿命だっただけでなく、
そもそも充電する機構が死んでいたということだった。
通常ならば、代用バッテリーをそのまま同じ配線ではんだ付けすれば
簡単に復活するはずなのだが、使っていたウォークマンでやってみたところ
とりあえず電源はついたのだが一向に充電される気配がなく、電池は減る一方った。
純正ケーブルを使ってAC充電・PC充電などいろいろなパターンを試したができず、
また、代用バッテリーがおかしいのかと思い、別途もう一つ買ってやってみたが
それでも結局充電できなかった。
どうやらWM-PORT周りの回線がイカれているようで、
データの転送とかはできるものの(電源には反応している)、
充電をするための機構は動かなくなってしまったようだ。
そこで、ウォークマンからではなく、直接バッテリーを充電する機構を設けることにした。
リチウムイオン電池を充電するものとして、このようなものがある。
SparkFun PRT-10401 リチウムイオン電池充電器(mini USBタイプ)
これは、USBを用いてリチウムイオン電池を充電する製品である。
上記の製品はminiUSBで充電するタイプだが、microUSBもある。
通販だけでなく、千石電商やマルツなどの電子部品を扱う店では店頭でも手に入れられる。
今回はこいつを使って充電できるように改造する。
ただし、画像を見てわかる通り、ピンヘッダがまあまあ大きいサイズである。
これをそのまま使ってしまうと、ウォークマン内部にこのサイズのピンヘッダを
格納するだけのスペースが無いので蓋が閉まらなくなる。
一時期、こういうのを使って小型化を試みたが、
どうあがいても結局ピンヘッダを置くスペースが無かったので、
小さいサイズのバッテリーを使うことにした。
バッテリーを収納する部分の深さは、このピンヘッダの高さと
ほぼ同じ程度だったので、ここのスペースに置くことにする。
今回用いたバッテリーはDTP603048(PHR)860mAh リチウムイオンポリマー電池 3.7V 860mAhという
大きさも容量も正規品より小さいが、ピンヘッダを置くにはこの程度の大きさがちょうどよい。
ただ、若干失敗したと思ったのが、型番を見ると603048、
つまり厚さが6mmであり、正規品より1mm厚い。
この1mmが結構大きいようで、やはり蓋が閉まりにくい厚さとなってしまった。
まあ、ピンヘッダが押しつぶされるよりはマシではある。
だが、親切なことに、電線の先にハウジングがついており、
これが先程のピンヘッダに対応した大きさなので、ハウジングを付け替える必要がない。
ただし、気をつけなきゃいけないのは、この製品には白の端子がないので、
温度センサ的なやつができないからまあまあ危険ではある…
あとは、同じ大きさのピンヘッダをどっかで手に入れ、
電線と収縮チューブを使って本体側に接続すれば完了。
(※ピンヘッダやハウジングを組み立てる際は、接続部分に収縮チューブを使ったほうがいいです。
あんまり詳しくないので一度、使わずにやったら+と-が直接触れてしまい、
バッテリーがショートしたので、絶縁処理はしておきましょう)
魔改造後の様子がこちら。
バッテリーを左下に寄せ、配線を空いた右側のスペースに置き、
ピンヘッダを上の方に置くことできっちり収まっている。
ちなみに総予算はだいたい3000円くらいだったか。
充電の様子はこちら。
バッテリーのハウジングを本体側のピンヘッダから外し、
USB充電のピンヘッダに差し込むだけ。
ちなみに充電中はランプが赤く点灯する仕様になっている。
充電が完了するとランプが消える。
充電する際には、毎回本体を分解しなければならないが、
毎回バッテリーをはんだ付けするよりはよっぽど作業量も配線への負荷も減る。
まあ次のプレイヤーへのつなぎでしかないので、
新しく買ったらメルカリにでも売り出すかもしれない…
以上。
バッテリーの寿命なのか充電してもすぐ落ちるようになってしまい
それからは暫くタブレットで代用していたが、やっぱりなんか音があんまり好きじゃないので
色々やって復活させてみた
【※超重要】
今回の方法では、ウォークマンを分解したうえで、
バッテリーを入れ替える作業をするため、
一歩間違えればショートや爆発の恐れがあり
大変危険です。
また、分解行為によりメーカーの保証は一切されなくなりますので、
真似する場合はすべて自己責任でお願いします。
まず、分解の方法は
ウォークマン(walkman) NW-F805 NW-F806 NW-F807のバッテリーの分解とバッテリー (電池) 交換
この動画を参考にした。
簡単に言うと、裏側の下2つの黒いネジを外し、
上の電源のところの蓋をすべらせるように外した上で(粘着されている)、
中の3箇所のネジを外すだけで裏蓋が取れる。
分解するとこのようになっている。
ご丁寧に、バッテリーの電線は基盤に直接はんだ付けされている。
はんだこてを使えば簡単に取れるのでとりあえず取る。
リチウムイオンポリマー電池の型番というか大きさは、503759、
つまり厚さ5mm×幅37mm×奥行き59mmということである らしい。
バッテリー容量は900mAhくらい?
なので、3.7Vのバッテリーでこのサイズに収まればおそらく代用が可能である。
ちなみに、黒がマイナス、赤がプラス、白は温度センサ的ななんからしい。
ここで、代用のリチウムイオンポリマー電池を手に入れるために、
まず同じ大きさの電池をeBayなどの海外の通販サイトを利用した。
「Polymer Li Battery」とか「503759」、って検索すればたいてい引っかかる。
だが、代用バッテリーを手に入れてようやく判明したことがあった。
使っていたウォークマンは、バッテリーが寿命だっただけでなく、
そもそも充電する機構が死んでいたということだった。
通常ならば、代用バッテリーをそのまま同じ配線ではんだ付けすれば
簡単に復活するはずなのだが、使っていたウォークマンでやってみたところ
とりあえず電源はついたのだが一向に充電される気配がなく、電池は減る一方った。
純正ケーブルを使ってAC充電・PC充電などいろいろなパターンを試したができず、
また、代用バッテリーがおかしいのかと思い、別途もう一つ買ってやってみたが
それでも結局充電できなかった。
どうやらWM-PORT周りの回線がイカれているようで、
データの転送とかはできるものの(電源には反応している)、
充電をするための機構は動かなくなってしまったようだ。
そこで、ウォークマンからではなく、直接バッテリーを充電する機構を設けることにした。
リチウムイオン電池を充電するものとして、このようなものがある。
SparkFun PRT-10401 リチウムイオン電池充電器(mini USBタイプ)
これは、USBを用いてリチウムイオン電池を充電する製品である。
上記の製品はminiUSBで充電するタイプだが、microUSBもある。
通販だけでなく、千石電商やマルツなどの電子部品を扱う店では店頭でも手に入れられる。
今回はこいつを使って充電できるように改造する。
ただし、画像を見てわかる通り、ピンヘッダがまあまあ大きいサイズである。
これをそのまま使ってしまうと、ウォークマン内部にこのサイズのピンヘッダを
格納するだけのスペースが無いので蓋が閉まらなくなる。
一時期、こういうのを使って小型化を試みたが、
どうあがいても結局ピンヘッダを置くスペースが無かったので、
小さいサイズのバッテリーを使うことにした。
バッテリーを収納する部分の深さは、このピンヘッダの高さと
ほぼ同じ程度だったので、ここのスペースに置くことにする。
今回用いたバッテリーはDTP603048(PHR)860mAh リチウムイオンポリマー電池 3.7V 860mAhという
大きさも容量も正規品より小さいが、ピンヘッダを置くにはこの程度の大きさがちょうどよい。
ただ、若干失敗したと思ったのが、型番を見ると603048、
つまり厚さが6mmであり、正規品より1mm厚い。
この1mmが結構大きいようで、やはり蓋が閉まりにくい厚さとなってしまった。
まあ、ピンヘッダが押しつぶされるよりはマシではある。
だが、親切なことに、電線の先にハウジングがついており、
これが先程のピンヘッダに対応した大きさなので、ハウジングを付け替える必要がない。
ただし、気をつけなきゃいけないのは、この製品には白の端子がないので、
温度センサ的なやつができないからまあまあ危険ではある…
あとは、同じ大きさのピンヘッダをどっかで手に入れ、
電線と収縮チューブを使って本体側に接続すれば完了。
(※ピンヘッダやハウジングを組み立てる際は、接続部分に収縮チューブを使ったほうがいいです。
あんまり詳しくないので一度、使わずにやったら+と-が直接触れてしまい、
バッテリーがショートしたので、絶縁処理はしておきましょう)
魔改造後の様子がこちら。
バッテリーを左下に寄せ、配線を空いた右側のスペースに置き、
ピンヘッダを上の方に置くことできっちり収まっている。
ちなみに総予算はだいたい3000円くらいだったか。
充電の様子はこちら。
バッテリーのハウジングを本体側のピンヘッダから外し、
USB充電のピンヘッダに差し込むだけ。
ちなみに充電中はランプが赤く点灯する仕様になっている。
充電が完了するとランプが消える。
充電する際には、毎回本体を分解しなければならないが、
毎回バッテリーをはんだ付けするよりはよっぽど作業量も配線への負荷も減る。
まあ次のプレイヤーへのつなぎでしかないので、
新しく買ったらメルカリにでも売り出すかもしれない…
以上。
わー
by ASAKURASANN (2021-08-27 16:04)