Coffee Lake(Z370)に入れたWindows7のHDD・SSDをクローン/バックアップする [自作PC]
Intel第8世代CPUのPCにインストールしたWin7を別のHDDやSSDにクローンまたはファイルにバックアップする方法
少し手こずったのでメモ。
少し手こずったのでメモ。
調べても中々類似例がないようなのであまり同じようなニーズはないとは思うが、
別ディスクに乗り換えたいときのために手順を載せる。
用意するもの
①AOMEI Backupper 4.6.1 ※古いバージョンだとクローン先のパーティションがおかしくなり、うまくバックアップできないので4.6.1以上推奨
②クローン先のHDDもしくはSSD ※今回はクローン元より大きい容量のディスクを使ったが、小さい容量の場合には縮小する方法があるはずだが手順は割愛
③この記事で作成したWindows 7のインストーラーHDD
④マザーボード付属CD内のUSB3.0ドライバー もしくは Intel公式のUSB 3.0 eXtensibleドライバー (後者は動作未確認)
1. AOMEI Backupperでディスクバックアップを選択
クローン先のディスクに直接クローンする場合はクローンを選択し、手順8以降参照
2. クローン元のディスクを選択
3. 保存先のディレクトリを選択し、開始
指定したパスに拡張子adiのファイルが作成される
4. クローン先のディスクを接続し、復元>パスを選択して↑のadiファイルを選択
5. バックアップタイプ>フルバックアップを選択して次へ
6. ディスクを選択して次へ
7. クローン先のディスクを選択して次へ
ポップアップが出るが、クローン先のディスクが消されることを了解したら「はい」で続行
8. 宛先ディスク上のパーティションを編集
9. 最初の100MB,128MBは起動用パーティションなので、その次のパーティションを選択したあとクローン先容量に合わせて拡張する。
10. 拡張したら「はい」を選択して復元実行
11. 100%になったら完了
12. ディスクの管理からクローン先のパーティションが正常に作成されていることを確認する。
クローン作業はここまでだが、この状態でクローンしたディスクから起動しても以下のようなエラーが出る。
windows ブート マネージャー
Windowsを開始できませんでした。最近のハードウェアまたはソフトウェアの変更が原因の可能性があります。問題を修正するには次の方法があります:
1. windowsインストールディスクを挿入してコンピューターを再起動します。
2. 言語の設定を選んでから、[次へ]をクリックします。
3. [コンピューターの修復]をクリックします。
このディスクがない場合は、システム管理者またはコンピューターの製造元にお問い合わせください。
状態:0xc0000225
情報:要求されたデバイスにアクセスできないため、ブートの選択でエラーが発生しました。
これは既知の問題で各所で報告されており、ただクローンしただけでは
ブートのための処理がうまくいかなくなるようで、ほぼ確実に発生する。
後述の手順で修復し解決できるが、てこずった部分も含めて記述(再現不要の場合は、手順16→13→17~)。
13. Windows7インストーラーHDDを接続し、UEFIでクローンしたディスクより高いブート優先順位にして起動。
14. インストールトップ画面が表示されたら次へ
15. 左下の「コンピューターを修復する」を選択
しばらくすると、以下のような画面が表示される。
システム回復オプション
スタートアップ オプションに問題が見つかりました。
修復を適用してコンピューターを再起動しますか?
CoffeLakeでなければ、このまま「修復して再起動する」を選択すれば
自動的に修復して再起動されるが、Coffee LakeにインストールしたWindows7の場合は、ボタンを押した直後にフリーズする。
この問題は、USB3.0のドライバーを読み込むことで回避することができる。
16. マザボのインストールディスク(今回はASRock Z370M-ITX/acを使用)内のUSB3.0ドライバ
もしくはIntel公式のUSB3.0ドライバを、クローン先のディスクもしくは別途接続可能なディスクにコピー
Drivers\Win7\x64 (64bitの場合)をフォルダごとコピー
必要になるのはiusb3xhc.inf/cat/man/sysというファイルなので、これらが同じディレクトリにあればOK
17. この状態で再起動し、再度システム回復オプションの再起動しますか?画面まで進み、
「しない」を選択
18. 右下の「ドライバーの読み込み」を選択
19. 17でコピーしたUSB 3.0のドライバのフォルダまで行き、iusb3xhc(セットアップ情報)ファイルを選択
20. ドライバーの追加 という画面に大量のドライバーが一覧に表示されるが、
おそらくどれでも良いと思うが一番上の「インテル(R) USB 3.0 eXtensible ホスト・コントローラー」を選択
21. 再度「修復して再起動」の画面に戻るが、この状態で選択してもフリーズすることなく再起動する。
ログイン画面まで出れば成功
必ずしもできることは保証しない。
以上。
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